横滑り防止装置(ESC)が付いていると割引になって保険料が安くなる「横滑り防止装置割引」というものがあります。

 

特に自損事故の軽減効果が高いので、リスク細分型保険としては安くなる要因の1つとなっています。

 

横滑り防止装置割引の適用条件

この装置が付いていることで安くなるのですが、適用される補償としては横滑り防止装置割引

  • 対人賠償保険
  • 対物賠償保険
  • 搭乗者傷害保険
  • 人身傷害補償保険
  • 自損事故保険

になります。車両保険などには影響しないということですね。

 

割引率は5%となっています。

 

また、現在新車として生産されている車に関しては標準装備が義務化されていますので、敢えて割引とせずに基本の保険料に加味されていたり、自動で割引が適用になっていたりする保険会社もあります。

 

一括見積もりサイトなどを利用すると割引も自動適用されるので便利です。

 

横滑り防止装置とは

道路を走行中に路面が濡れていたりするなどの理由でスリップした場合に、コンピューター制御で車体の動きを調整するシステムのことです。

 

これによりスリップによる事故が軽減されます。

 

自動車メーカーごとに名称が異なり、

  • トヨタ・レクサス・・・VDIM
  • 日産・スバル・・・VDC
  • ホンダ・・・VSA
  • スズキ・・・VST
  • マツダ・・・DSC

などがありますが、ほぼ同等の機能ですね。

【参考】

横滑り防止装置の試乗体験

 

これは特に自損事故の軽減効果が高いということで、2010年12月に国土交通省から義務化が発表されて、新たに生産されるのうちで、登録車は2012年10月1日以降に、軽自動車は2014年10月1日以降に新たに型式指定を受ける車両から義務化されています。

 

ABSなどと同等の扱いということですね。

 

横滑り防止装置割引がある保険会社を選ぶことで自動車保険も安くできる可能性が高くなりますので、参考にしてみてください。