高齢者で自動車保険に加入する場合には車両保険を付ける方が良いのでしょうか?
これはご自身の状況によって変わってきます。
高齢者で車両保険を付けた方がいい場合
私が保険営業を10年以上やってきた経験上、今まで無事故無違反の20等級で安全に運転されていた方でも、65歳を超えたくらいから急にバンパーを擦ったり、車庫入れの最中にぶつけてしまったりという事故が増えることがあります。
運転には自信があっただけでに、かなりショックを受けられます。
そして、車両保険を付けておいた方が良いのかどうかを聞かれます。
まず、20~18等級であれば、保険を使ってもそれほど保険料が上がるインパクトが少ないので、1度なら使っても良いかなと思います。
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上記の記事でもお伝えしていますが、今の自動車保険は事故で保険を使うと3等級下がるだけではなく、3年間は「事故有」の割引率になるのでトータル保険料がかなり高くなってしまいます。
20等級でも同じなのですが、それ以下の等級に比べると若干保険料の上がり幅が少なくなります。
あとは、所有しているクルマが新しいかどうかです。
だいたい初度登録から5年くらいが目安なのですが、新しいクルマの場合はバンパーの凹みなどがあれば修理して綺麗な状態で乗りたいと思いますので、付けておくほうが良いでしょう。
車両保険が不要な場合
高齢者だからというわけではないのですが、車両保険がいらない場合としては、
- ノンフリート等級が低い
- 修理代は自己負担できる
- 初度登録から5年以上経過している
このようなばあいですね。
ノンフリート等級が10等級以下の場合は保険を使わないという前提で車両保険を付ないで、もし事故があった場合は自分で修理代を支払えるケースです。
万一の際には自己負担が発生するのですが、保険料は大きく削減ができます。
既にお話したとおり、今の自動車保険は使うと保険料の上がり幅が3年間で数十万円になることもありますので、自分で負担した方がいいケースも多いんですね。
ですから、もともと車両保険を付けないで毎年の保険料を安くするというのも選択肢の1つです。
また、初度登録から年数が経った古いクルマの場合には、事故に遭って修理しないといけなくなったら、買い替えるという方も多いと思います。
古いクルマの場合には少しくらい擦ったくらいなら、修理せずにそのまま乗られることも考えられます。
これらをトータルで考えてみましょう。
できれば、加入や更新する際に代理店や保険会社へ相談をしてみる方が良いでしょう。
年式や車両金額、使った場合の保険料の上がり具合などを含めて相談に乗ってもらえると思います。
繰り返しになりますが、高齢者の車両保険はご自身の状況に応じて考えて行きましょう。