身内や知人から車を借りるなどの理由で、短期間だけ自動車保険に加入したいケースもあると思います。
そんなときにはどのような方法があるのでしょうか?
短期間の自動車保険
通常は一年契約ですが、短期間で掛けるとすると
- 1日から入れる保険
- 月払いで加入して途中解約
などの方法があります。
適切な方法としては1日から入れる自動車保険の方です。
1日から入れる自動車保険
これは「1日だけの自動車保険」でもご紹介していますが、1日あたり500円(車両補償ありは1000円)で加入できて補償も充実しているこの保険がおすすめです。
これだと年令や割引等級も関係なしに保険料は一律なので、特に若い人や運転経験の浅い人には良いでしょう。
補償内容も
- 対人賠償
- 対物保障
- 搭乗者傷害
- 自損事故傷害
- 車両補償
- ロードアシスト(ロードサービス)
と、かなり充実しています。
親や友人の車を借りる際には、持ち主としてももちろん自動車保険には加入しているはずですが、迷惑を掛けたくはありませんよね。
加入期間にもよりますが、3日借りても500円プランの場合には1500円で済みますのでお得です。
月払いで加入
本来あまりおすすめできるものではありませんが、自分で1年契約の保険に月払い加入して、乗らなくなったら解約するという方法もできなくはないです。
注意点としては
- 同じ車に重複して保険を掛けられない
- 等級が6等級からはじまる
- 車両保険を付ける場合には所有者に問題がある
などです。
仮に他人の車を借りるということであれば、「保険の重複」が一番ネックとなるところだと思います。
自動車保険の大前提として、「1台の車に1つの保険」というものがあります。
損害保険は実損填補を目的としていますので、実際にあった損害を補填するものです。
ですから、一台の車に2つの保険を掛けていたとしても、事故で車両の損害が50万円になっても2つの保険から50万円ずつで100万円という事にはならず、どちらかの保険から50万円支払われるだけです。
こういった保険の重複に関してもノンフリート等級と同様に厳密に管理されているので、必ず保険会社から指摘が入ります。
ありえるとすれば、欲しい中古車があるがなかなか見つからず、その間、親が乗らなくなった車を譲り受けて乗って、新しい車が見つかれば解約するという、かなりイレギュラーな形になります。
特に自動車保険の場合には大きな事故に繋がることもあるので裏技的なことは極力避けて、正しい方法を選ぶようにしましょう。
上記の「保険の重複はできない」については覚えておいてください。
現実的には1日自動車保険
結局は1日から入れる自動車保険で手当するのが妥当で一番安心な方法です。
一番最初に販売を始めたのは東京海上日動の「ちょいのり保険」ですが、三井住友海上も「1DAY保険」という名前で販売をはじめました。
その他の保険会社も追随するかと思われます。
インターネットでの契約になりますので、パソコンやスマホからでもカンタンに契約することができます。
短期間の自動車保険には1日から加入できる保険で対応しましょう。