2018年に生まれる『AIG損保』。富士火災とAIUが合併して出来る会社です!

2013年各保険会社に取って、業界の勢力図を大きく書き換えるほどの2大巨頭の合併話が現実的な話として進み出しました。

 

そして、2018年1月1日から両者の予定通り、富士火災とAIUという日本でも人気の高い2つの保険会社が合併し「AIG損害保険株式会社」が生まれます。

すでにテレビコマーシャルなども大々的に行っており、2018年の大河を狙ってか「リンカーンと西郷隆盛が出会っていたとしたら」というコマーシャルや。

アメコミヒーローと日本のアニメとの異色のコラボレーションなどもCM内で行われておりますが、果たして両者の合併は保険業界にとって、どのような意味を持つのでしょうか……?

そもそも2つの会社の合併ってどんな意味がある? 足りないところを補う最強タッグの誕生!

 富士火災の特徴

  • 補償内容が充実している
  • 日本国内の災害等のリスクに関する知識が豊富
  • 自動車保険は業界トップクラスのプラン充実度
  • ダイレクト保険の老舗ということもあって保険料が安い

 

 AIU保険の特徴

  • 世界規模の保険会社
  • 示談交渉力が高い
  • 優秀な損害査定サービスを有する
  • プロモーション能力が高い

 

富士火災とAIU保険は、それぞれ「日本生まれ」と「アメリカ生まれ」という決定的な違いがあり。

富士火災が補償内容が充実していることや、AIU損保が示談交渉力が充実しているところなどを見てもわかる通り、両者はまるで日本人とアメリカ人のように、お互いに苦手分野と得意分野がハッキリとしています。

 

今回の両社の合併は、そういった《お互いの足りない所を補い合う合併》という側面があり、事実両者は合併に向けて、サービス内容を革新的に変化させています。

AIU損保と富士火災が合併して生まれる『AIG損保』は両者の保険の良いとこ取りに!

2018年1月1日に生まれる『AIG損保』は、一体どのような会社になり、どのような保険内容になるのでしょうか?

 

今回は両者の合併によって変わる可能性が高い以下の事柄について、予想しました。

『AIG損保』はココがこうなる!2018年のAIG損保を大胆予想変わる3つの事

  1. 全体的なサービス内容の向上
  2. AIUの保険商品がベース、自動車保険は富士火災の保険商品がベースに
  3. 事故後の対応、特に初動がさらにスピードアップする

 

1.全体的なサービス内容の向上

AIU損保と富士火災の足りない部分を補う形の合併により、合併後生まれる『AIG損保』はそれぞれの良い面が共存する、よりハイクオリティな保険会社になることが予想されています。

 

AIU損害保険株式会社からのプレスリリースによると

  • 商品・サービスも含めてシンプルでわかりやすいものにする
  • 事故や損害を未然に防ぐ支援を行っていく
  • 先進的なテクノロジーを利用し、最先端のリスクコンサルサービスを行う
  • よりグローバル化をすすめていく

 

企業コンセプトとしてこれらのことを推し進めると述べてられており、AIU、富士火災それぞれの保険よりも、サービスが良くなることが予想されます。

 

特に「事故や損害を未然に防ぐ支援を行っていく」という記載から伺えるに、東京海上日動火災保険が行っているドライブレコーダーを提供し、事故の際にはドライブレコーダーから、コールセンターに情報が届き、リアルタイムに事故に対応する――というような同種のサービスが提供される可能性があります。

 

また、コンセプト通り業務を行うのであれば、AIG損保は今よりもグローバルな保険を目指すでしょう。
結果的に、AIUの強みであった海外保険の保険内容・サービスが充実する可能性は十分あります。

2.AIUの保険商品がベース、自動車保険は富士火災の保険商品がベースに

新たに生まれるAIG保険は、業界通の話ではどうやらAIG保険のベースはAIUの保険内容を元に作られるのではないか、と噂されています。

 

ただし、国産の自動車保険として定評のある富士火災の顧客流出とさらなる顧客の囲い込みのために、自動車保険のみは富士火災がベースになるのではないかと考えられています。

 

つまり、両者の合併により

  • 日本国内のリスクに強い
  • 補償内容・補償プランが充実している
  • 示談交渉力が高い
  • 優秀な損害査定サービスを有する

 

このような保険商品が販売されるのではないか……と、予想されているのです。

3.事故後の対応、特に初動がさらにスピードアップする

富士火災の自動車保険は、事故後の対応が非常に早く、状況によっては事故から1時間以内に対応された、というケースもあるそうです。

 

そんな事故後の初動の早さや事後の対応の優秀さがそのままAIG損保にも受け継がれ、さらにAIUの強みであった示談交渉力が加わることにより、事故後の対応が、富士火災のものよりも、もっと充実する可能性があります。

 

なお、AIU、富士火災ともにAIG保険グループのAIG保険グループのアメリカンホームダイレクトが培った「コンタクトセンター」のマニュアルに沿った運営がなされていることから、AIG損保のコールセンターのサービスに関しても、かなり高水準なモノが受けられると思って良いでしょう。

2018年に生まれる『AIG』損保に期待大! 日本の保険がよりグローバルな保険へと変わるかも?

AIG損保のコンセプトに「よりグローバル化をすすめていく」というものがあり、今後のAIG損保に関してはAIUの海外旅行保険をより充実化させたものも投入していく可能性があります。

 

業界通の予想では、合併後の会社にありがちなサービス能力の低下は、心配しなくても良さそうです。

 

ちなみに中で働く方々は、今回の合併を前向きに捉えはいるものの、富士火災の社員や代理店は「富士火災」という名前がなくなることにショックを受けているそうです(AIU側は社名がほとんど変わらないので、「AIG損保」という呼び名にはそれほど違和感はないんだとか)。

 

さて、両者の合併が今後どういう意味を持つのか、当サイトでも2018年に生まれるAIG損保について注目していきたいと思います!