任意保険に加入している人で、何となく毎年同じ保険会社で契約している人は多いと思います。
見なおして他社で契約するとなると、現在加入している代理店へ断りの電話を入れたり、比較検討したりするストレスがあるからだと思います。
しかし、子育て世代など生活していくだけでお金がかかる世代には少しでも内容が良くて安い保険に加入したいものです。
「よし、他社と比較してみよう!」と思わなければ、ずっとそのままになっていくものです。
ここでは任意保険の見直しの時期についてご紹介したいと思います。
任意保険の見直しの時期
まずは、毎年の満期の際に比較検討するというのが一番近い機会だと思います。
それ以外では、人生のいくつかのターニングポイントなどがきっかけになるでしょう。
- 年齢条件が変わる
- 家族が増えた
- 免許証の色が変わった
- 保険料が値上がりする
- 車を乗り換えた
こういった時期に自動車保険を見直して、補償内容を付けたり外したり、保険料を比較してみましょう。
家族の状況なども合わせながら見ていきましょう。
年齢条件が変わった
家族で車に乗る人の年齢が上がった場合は、自動車保険の見直しをする1つの時期になります。
例えば、今まではご主人は30歳で奥さんが25歳だったので21歳以上限定にしていたけれど、次の更新で奥さんが26歳になったような場合です。
保険会社ごとに、顧客として引き受けたい年齢やノンフリート等級などがあり、その人たちの保険料を安くしている傾向があります。
例えば、「おとなの自動車保険」などは40~50代の事故が少ない世代を安くするという非常にわかりやすい戦略をとっています。
ダイレクト通販の場合は特にそうなのですが、事故の少ない優良な契約者を囲い込みたいと考えています。
ですから、年齢条件が変わるタイミングというのは、今の保険会社でも安くなりますが、他社は保険料水準をもっと安くしている可能性があります。
上記の場合だったら、26歳以上の条件で一番安いところを探すことができます。
また、それが30歳以上になると違う保険会社が一番割安であったりしますので、こういった時期は見直すのに良いでしょう。
家族が増えた
子供が生まれたり増えたりした時点では補償の見直しをする機会になります。
『自動車保険のおすすめ補償ランキング【子育て世代編】』でもお伝えしていますが、子供がいない家庭と、いる家庭では抱えるリスクが変わってきます。
その時には必要な補償を付ける必要があります。
ただ単純に補償を付けるだけだと保険料が上がってしまうので、同時に同じ条件で保険料が安い保険会社を探してみると良いでしょう。
免許証の色が変わった
ブルー免許証からゴールド免許証に変わった場合や、逆にゴールドからブルーに変わったタイミングなども任意保険の見直しには良いでしょう。
ゴールド免許割引きは10%前後~17%くらいまで、保険会社によって割引率に差があります。
元々の保険料水準によっても違いますが、今加入している自動車保険よりも掛け金が安くなる可能性があります。
また、ゴールドからブルーに変わると保険料は高くなってしまいます。
その上がり幅を少しでも抑えるためにも他社と比較検討してみることをお勧めします。
保険料が値上がりする
近年は保険会社の損害率の悪化が原因で、保険料の値上げが頻繁に行われてきました。
ノンフリート等級の割引制度が改正され、より厳しい物になったため損害率が改善されて今後は値下げの傾向になるのではないかと言われていますが、実際はわかりません。
保険会社はこういった保険料改定を何年かに一度行っています。
全体の保険料水準は変更にならなくても、たとえば事故の多い車種を高くして、逆に低い車種は安くしたりします。
一度一括見積もりで見つけた最安値の保険会社が今後も安いとは限らないのです。
この時期に自動車保険を見直しを検討してみるのも1つの方法です。
車を乗り換えた
車を乗り換えた時にも他社比較してみてください。
先にもお話したように、同じ車種でも保険会社によって保険料水準が変わってきます。
また、これまで自動車メーカーA社のディーラーで車を買っていて、そこで保険にも加入していた場合、他社に乗り換える場合には何かと不便になります。
車を乗り換えても良いように、今後は自動車の繋がりがないところで保険を任せるきっかけとなります。
まとめ
やはり、自分の状況が変わるときや、保険会社の都合で保険料が変更になる時が見直しの1つのタイミングになります。
ずっと同じ代理店に長年お世話になって、事故の時にもしっかりと対応してもらうというのも1つの考え方です。
それも良いと思います。
しかし、状況に応じてメリットがあるところに変えていくとうのも大切なことです。
保険は補償内容も含めて日進月歩しています。
あなたは家族を守るためにアンテナを貼っておき、いざと言うとに備えて、任意保険を見直す時期にはしっかりと対応できるようにしておきましょう。