キーの閉じ込みや紛失は自動車保険のロードサービスを利用すると対応してもらうことができます。
ロードサービスの中でもどの保険会社も基本サービスの中に入ってるので安心ですね。
ただし、内容には各社間で差が出てきますので、確認しておくことをおすすめします。
キーの閉じ込みは意外と多い
最近はキーレスエントリーになっていたり、ポケットやカバンにキーを入れておけばドアの開け閉めができるようなったこともあり、最近では閉じこみはなくなってきていると思いませんか?
しかし、JAFの出動で常に上位を占めているのがキーの閉じ込みです。
平成26年度(平成26年4月1日~平成27年3月31日まで)のJAFの出動件数のデータを見てみると、年間で228,091件もあり、出動原因の第3位(全体の約10%)となっています。
ちなみに1位はバッテリートラブル、2位はタイヤのパンクです。
こうなってくると、システムが変わっても何かの拍子に自分もやってしまうのかもしれません。
JAF会員なら無料でやってもらえるのですが、非会員が救援依頼するとなると基本で12880円で、高速道路なら14860円も掛かってしまいます。
キーの閉じ込み・紛失のロードサービスなら無料です
自動車保険に付いているロードサービスを使えば無料で解錠してもらうことができます。
お金のことを心配せずにできるとなると嬉しいですよね。
ただし、有料になる場合もあります。
- ピッキングガン・スコープなどを使うとき
- 鍵の作成
- トランクなどドア以外の箇所
ピッキングなどの簡単な作業なら無料ですが、それ以上の手間や費用がかかるものに関しては有料と言うわけです。
ただし、これも保険会社によって内容が違います。
鍵の作成まで無料でやってくれる保険会社もあります。
また、車種によっては解錠できないものがあり、そういった場合はアメリカンホーム・ダイレクトのようにレッカー搬送で対応してくれる場合もあります。
「自分はうっかりミスをしてしまうかも?」と思われる場合は、ロードサービスの内容を比較してみたほうが良いでしょう。
自分で解錠せずプロを呼びましょう
最近の車はパワーウインドウや盗難防止構造の性能が上がっているため、以前に比べてかなり複雑な構造になってきています。
ですから、素人が自分で解錠しようとすると別のトラブルを引き起こして、今度は修理費用などが発生してしまう可能性もあります。
私は保険の仕事を始める前にはドラッグストアの販売員をしていたのですが、そのときお店に来られたお客様がキーの閉じ込みをされました。
もう15年位前の話です。
当時の私はロードサービスの存在をよく知らなくて、あったのかも怪しい時期なのですが、ガソリンスタンドの方に来てもらったことがあります。
そのガソリンスタンドの方は車を調べてみて
「中が複雑で、余分な線を切ってしまってはいけない。これはプロでないと開けられないからJAFを呼ばれたほうがいいですよ」
とおっしゃられたので、結局JAFを呼んで対応してもらいました。
約15年前ですらガソリンスタンドの整備士さんでも開けられない状況でしたから、現在ではさらに複雑になっているのは容易にそうぞうできますね。
やはり、こういったケースではプロにお願いしましょう。
繰り返しになりますが、キーの閉じ込みは自動車保険の無料で付いているロードサービスで対応してもらえますが、各社サービス内容に差があります。
しっかりと比較した上で自分にとって最良の保険会社を選びたいものですね。