年式が古い車でも自動車保険に加入することはできるのですが、自分の車の車両保険となると状況がことなります。
加入できないケースが多いですが、付けられないと言われると逆に付けておきたいと思ってしまうものです。
年式が古い車の車両保険は入れない?
特にネット通販型自動車保険では、そもそも年式が古い自動車の車両保険は入れません。
これも保険会社ごとに対応が違っていて、初度登録から8年経つと付けられなかったり、10年経つと付けられないなど年数も会社ごとに変わってきます。
代理店販売型でも10~15年くらいを目安にしているところが多いようです。
古い車はなぜ車両保険を付けられないのか?
これは車の価値の問題です。
車に限らず物は新品の時から時間の経過とともに価値が下がっていきます。
実際の相場とは違うのですが、自動車保険では独自の「車価表」というものがあり、これによって車種、型式、年式などで車の価値が決められています。
この車価表があるのが10年までです。
一般的にはそれ以降は新車価格の1割程度の価値に落ち着きます。
新車で200万円だった車は10年後には20万円ほどの評価になるということです。
これより古くなってしまうとそもそも車両保険を掛ける意味合いが薄れてしまうということがあります。
また、20万円だけ掛けてちょっと車両を擦ったような事故で保険を使われると保険会社の損害率が悪化してしまうというのも理由の1つかもしれません。
以前の自動車保険ならちょっとした事故で使ってもそれほどインパクトはありませんでしたが、現在の保険は事故をすると保険料が大きく上がってしまうので簡単には使えなくなってきています。
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少額の修理代のために保険を使うと次の三年間のトータルで10万円以上も保険料が上がることも当たり前のようにありますので、少額の車両保険を付けることに意味がないかもしれませんね。
それでも年式の古い車に車両保険を掛けるには・・・
どうしても年式の古い車の車両保険に入りたいのであれば、保険会社に相談するしかありません。
ネット通販の保険会社に対応してもらうのは厳しいので、代理店販売型の保険会社へお願いしてみましょう。
できれば、代理店を通じて交渉してもらう方が良いでしょう。
さらに、既に取引があったほうが親身になって交渉してもらえるのでいいと思います。
保険は実際には使いにくいということを含めて検討してみて、それでもどうしても掛けたい場合にはおねがいしてみましょう。