自動車保険に加入していても車両保険に入れないケースも出てきます。
去年までは加入できていたのに、今年から入れなくなってしまったとうことも多いと思います。
特にダイレクト通販系の保険会社で多いのですが、初度登録から7年~10年くらい経過した車には車両保険を付けられないところがあります。
車両保険に入れない場合の対処方法
特に通販型はこのあたりが厳しくて、特別にお願いするといった方法が取れません。
対処方法としては「付けられる保険会社を探す」ことになります。
まずは通販型で車両保険に入れるところを探す
7年落ちの車でもダメな保険会社がありますが、ダイレクト系でも10年までは大丈夫なところもあります。
まずは、現在ダイレクト通販型の場合には通販型の中で探すほうが保険料もそれほど上がらずに済みますね。
これはインターネットの一括見積もりを利用することで、どこで入れてどこで入れないかということがわかります。
通販型がダメなら代理店型で探す
代理店販売型自動車保険の場合、10年落ちの車でも車両保険に入れる可能性があります。
通販型で全く無理という人にはこの方法が良いと思います。
その中でも、12年までというところもあれば、特別に申請を上げればそれ以上でも通してくれるところもあります。
ここは代理店さんや保険会社の担当者次第になります。
元々の購入価格が高ければ、そのぶん考慮してくれるのも代理店販売型の良い所です。
車両保険を付けないという選択
どうしても車両保険を付けたいという思いもあるかもしれませんが、付けないということも視野に入れましょう。
例えば、年数の経った車で20万円の車両価格で保険に加入できたとして、ノンフリート等級が16等級以上など高ければいいのですが、それ以下の等級の場合だと、保険を使うと翌年度以降の保険料がかなり上がってしまう可能性があります。
元の等級に戻るまで3年間かかるので、保険を使った場合と使わなかった場合との差額保険料が20万円を超えてしまうケースがあります。
この場合は保険を使わない方が得になります。
ということは、元々付けていた20万円は使わない補償のために付けていたことになります。
どうせ事故があっても使えないものであれば、最初から外しておいてもいいわけですね。
このように、年数が経過した車に車両保険が付けられないというのは、付けてもメリットがないという考え方もできます。
ただし、自然災害などが心配なケースではこの限りではありません。
自分に非がないケースなので「1等級ダウン事故」ということで、1等級下がるだけでですので、1年間で元に戻ります。
台風などで水没して全損扱いになった場合などは付けておくと保険を使ったほうがメリットがあったりします。
これらは、自分が置かれている状況を総合的に判断する必要もあるので、車両保険に入れないときは、代理店の担当者などと相談をしてみたほうが良いでしょう。