以前はかなりメリットのあった自動車保険の子供特約ですが、現在は廃止になってしまいました。
家族限定で30歳以上の年齢条件を付けていたとしても、自分の子供だけは18歳でも補償できるもので、保険料的にはかなり有利なものでした。
例えば、どんな年齢でも18歳から補償される全年齢と30歳以上限定では倍以上の違いがありますが、子供特約を付ければ年間数万円のアップで補償ができました。
契約者にとって有利なものは保険会社の損害率の悪化に繋がり、2012年の自動車保険の大改定を境にして殆どの会社で廃止されてしまいました。
しかし、ダイレクト系自動車保険の一部で残っています。
「おとなの自動車保険」は子供も運転する特約が付けられる
2015年10月現在、セゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保険」であれば子供も運転する特約、つまり子供特約と同じものを付けることができます。
2012年の改定以降、この特約が付けられた保険会社でもどんどん廃止となってきましたが、「おとなの自動車保険」では、子供も運転する特約を付帯できることを売りにしています。
これは40~50歳代をターゲットにしていて、その年代の抱えるニーズにうまく対応していると言えます。
他社が嫌がって廃止した特約を敢えて売りにしているところがポイントですね。
その他のコスト削減策
既にお話した通り、「おとなの自動車保険」以外は子供特約が廃止されました。
しかし、他の保険会社で加入するとした場合、親子で乗る車の場合、高い保険に入るしかないのでしょうか?
例えば、30歳以上の家族限定にしていたとしても別居の未婚の子も補償対象になります。
30歳以上の子供ではなくて、この場合の別居の未婚の子の場合には年齢条件は適用されません。
なので、離れて住んでいる独身の19歳の息子が実家に帰って来て車に乗った場合にも補償ができます。
同居の子供は対象となりませんが、このことを意外と知らずに全年齢で自動車保険を掛けている人も結構いるはずです。
同居の子供の補償は「おとなの自動車保険」がおすすめです
とはいえ、同居の子供がいるケースで保険料を抑えようと思うと「おとなの自動車保険」が一番いいと思います。
一括見積もりを取った場合でも、子供が乗るか乗らないかを聞かれますので、「はい」にするとこの保険は必ず結果が出てきます。
免許を取ってまだ経験が浅い若い人の場合、やはりある程度事故があることを覚悟しておく必要があります。
何もなければラッキーですが、そうとも言い切れません。
私も22歳の時に一度だけ接触事故を起こして、少額だったので持ち別れになったことがありました。
少額で済めばいいですが、子供特約があるうちは、その自動車保険会社を選ぶほうが良いでしょう。