20等級の自動車保険は「保険期間中に切り替えても問題ありませんよ」といって、特に自動車販売店(ディーラー)などが積極的に保険の営業をかけてきます。
最近では自動車ディーラーなどもかなり強い営業をかけてくるので、20等級の場合はこのように途中で乗り換えることを勧めてきます。
自動車販売店も生き残りを掛けて車販売以外の収益アップに務めているようにも見うけられます。
20等級途中切り替えのデメリットはあるのか?
結論から言うと、20等級の自動車保険は途中切り替えでもデメリットはありません。
ただし、事故がないことが前提です。
もし、事故があって保険を使っていた場合にはこの限りではありませんので注意してください。
通常の自動車保険は他社へ切り替える場合には満期で乗り換えます。
というのも、保険期間の途中で他社へ乗り換えた場合には、乗り換えたところからさらに1年間同じ等級を引き継ぐことになります。
つまり、10等級の人が保険開始から半年で他社へ切り替えると、そこからまた1年間10等級になるので1年半の間10等級になります。
半年後の満期まで待って他社へ変更すると、11等級に上がってから乗り換えになります。
途中切り替えは半年分損をするということです。
それも今後ずっとです。
それはもったいないので、満期で他社へ行くのですが、20等級は途中で切り替えても事故がなければずっと20等級なのでこのデメリットはありません。
20等級で他社へ切り替える場合の手続き
これは通常の切り替えと同様です。
旧の保険を解約して新しい保険を同日付けで行うことで等級をそのまま引き継ぐことができます。
これは他の等級でも同じです。
必ず同日付で行わないといけないので、仮に4月1日で行う場合には事前に旧保険会社へ連絡して4月1日で解約してくださいということを伝えておきます。
新し保険会社も4月1日付けで開始してもらえば等級引き継ぎは大丈夫です。
これが1日でもズレていると引き継げないばかりか、保険会社間で修正の手続きが発生してしまうので大変です。
万一、この期間に事故があると手続きが完了するまで保険金を支払ってもらえないなどの不都合が出てしまいますので、手続きはキッチリとしておきたいものです。
余談ですが、解約した保険会社へお願いするのは気が引けると思いますので、新たに加入した保険会社へお願いして調整してもらうほうが良いでしょう。
20等級での変更はデメリットはありませんが、適切な手順と手続きをするために、保険会社や代理店へ充分確認しておきましょうね。