近年は異常気象が増えてきています。その中の1つで大粒の雹(ひょう)が降って車を壊してしまうケースもあるのですが、車両保険で補償ができるのでしょうか?
雹(ひょう)は車両保険の対象
結論から言うと、雹(ひょう)は車両保険の対象となっています。
補償できるのは「飛来物」による車の損傷ということになります。
これは一般車両でも車対車+A(エコノミー)でもどちらでも対応が可能です。
最近ではゴルフボール大のかなり大粒の雹がふることも多くなってきていて、車の屋根やボンネットが凹んでしまう被害が増えています。
自宅の車庫には屋根があったとしても、走行中だけではなく屋外での駐停車中でも被害は想定されます。
気になる場合には車両保険を付けておきましょう。
ちなみに、飛来物としては隕石や飛び石などは対象となりますが、噴火が原因の落石などは対象とはなりません。
「地震・噴火・津波」などの場合には免責になっており、補償に含めるためには別途特約を付帯する必要があります。
雹の被害で等級ダウンはある?
自然災害による事故なので、これはノンフリート等級は1等級ダウンの事故になります。
そして、1年だけ「事故有」になりますので、保険料は1年だけ上がり、何事もなければその翌年度はまた元の等級で「事故なし」になります。
雹の被害の場合には1箇所だけではなく数カ所被害を受けるケースが想定されます。
修理代と翌年度の保険料の上がり具合を保険会社または代理店で計算してもらって、保険を使うか使わないかを判断しましょう。
近年は雹だけではなく台風や洪水などで車に被害を受けるケースが増えています。
車両保険を付けていない場合には付けると保険料は必ずアップしますが、車対車(エコノミー)にしたり、免責金額を設定したりすることで保険料を抑えることができます。
また、一括見積もりなどを利用することで安い保険会社を探すことでさらに安くすることも可能ですので利用してみましょう。
地域などにもよりますが、心配な場合には車両保険を付けることをおすすめします。