「車両保険をいつまで掛ければいいの?」という質問をよく受けます。
このあたりは明確な基準がないので、一概に言うのは難しいのですが、いくつかの判断基準をお伝えするようにしています。
車両保険はいつまで掛けたらいいの?
もし、最初から付けている場合には初度登録から5年くらいはかけ続けた方が良いでしょう。
5年までなら「車両新価特約」も付けられる年数なので予算が許せば付けておくほうが良いでしょう。
その先は「どれくらいの保険金額が掛けられるか?」と保険料との兼ね合いになってきます。
例えば、車両保険を掛けられる金額が50万円だったとして、次にもし事故で全損になってしまっても修理せずに買い換えるのであれば、車両保険は必要ないかもしれません。
また、この場合、車両保険の掛け金が10万円以上になるなど、費用対効果が悪ければ外してしまうというのも一つの方法です。
しかし、仮に20等級で車両保険を一般条件で付けたとしても5万円くらいしか変わらないのであれば、付けておいても構わないかもしれませんね。
7年までしか掛けられない保険会社も
保険会社によっては、特にネット通販系の場合には初度登録から7年以上の車には掛けられないところもあります。
通販型は掛けられても10年が上限と考えておいてもいいと思います。
10年以上経過した車に車両保険を掛けるとすれば、代理店藩外型の保険会社になってきます。
15年経ったとしても掛けられるところはけっこうあります。
ただし、10年以上経過してしまうと「車価」もかなり低くなってしまいます。
車両保険を掛けられるのか?どれくらい掛けられるのか?これは代理店を通して特別に申請を上げてもらう必要があるケースもありますので確認してみましょう。
いつまで車両保険をかけていくのかという結論を言うと、10年位が目安かなと思います。
通販型は10年が上限ということは車の価値もそれほどないということの裏返しですし、それなりの理由があってのことなので、いま加入している保険会社で掛けられなくなった場合には外してしまうと割り切ることも考え方としてはありですね。
等級制度と車両保険
2012年からのノンフリート等級制度の改定で、軽微な事故で保険を使ってしまうと翌年度以降の保険料が大幅に高くなってしまうことになっています。
特に車両保険を付けている場合には、翌年度から3年間で上がる保険料の合計が20万円以上になることも珍しくありません。
そうなると、自損事故でちょっとバンパーをこすって交換するくらいなら保険使用しない方が有利なケースも出てきますね。
車両保険を簡単に使えない状況なので、思い切って外してしまうことも考えてもいいですね。
一般車両保険だとけっこう保険料も高くなってしまいますので、総合的に見て判断するようにしましょう。