車両保険の補償の中での火災についてはどのようなケースに支払われるのでしょうか?
考えられるケースとしては
- 自分の車から出火した
- 自分の家から失火して類焼した
- 隣家が家事になって類焼してしまった
などが考えられます。
こういったケースではどのように支払われるのでしょうか?
車両保険で火災の補償ができるケース
最初に挙げた事故例について補償されるのかどうかをご説明したいと思います。
契約車両から出火して車が燃えてしまった
これは補償対象となります。
エンジンのトラブルなどが原因になることが想定されます。
しかし、気をつけないといけないのは法令違反です。
「車両火災で法令違反?」と思われるかもしれませんが、これに当たるのは整備不良です。
定期点検をせずに乗っていて、エンジンにトラブルを抱えたまま走っていて出火してしまった場合は補償されません。
このあたりは保険会社も鑑定人を入れて調査しますので、法律で決められた点検などはきっちりとしておきましょう。
自分の家から失火して車も燃えてしまった
自分の家が家事になって、そのもらい火が車に燃え移ったケースです。
これは対象になります。
家が全焼するような大きな火災の場合、このようなこともありえますね。
隣家が火事になり類焼した
これも自分の家と同様で対象となります。
「他人の家から出火したのだから、その家の人から弁償してもらえるんじゃないの?」
と思われるかもしれません。
しかし、日本には失火法という法律があり、自分の家から失火して類焼した場合でも隣家には弁償しなくても良いという法律があります。
隣家の人の重過失ではない限り賠償してもらうことは困難です。
ですから、この場合は自分の車両保険で修理する必要があります。
火災でも車両保険から支払われないケース
車が燃えてしまった場合であっても、自動車保険からは支払われないケースもあります。
それは先にお話した整備不良などの法令違反以外で考えられれるのは、地震・噴火・津波です。
津波の場合は火災は考えれないとは思いますが、噴火での火災は考えられます。
また、地震が原因で起こった火災も対象外なので気をつけたいものです。
「地震・噴火・津波危険 車両全損時一時金特約」でもお伝えしていますが、特約を付帯することで地震や噴火の場合も対象とすることができます。