最近は減少傾向にある車の盗難ですが、やはり年間2万件ほどあります。
2014年度で盗難の多い車のトップはハイエースで次にプリウスですね。
国内・海外で人気の車種は盗られる確率が高いのですね。
車両保険は盗難も補償される
車両保険の「一般」もしくは「車対車+A」だった場合には車両盗難も補償対象となります。
車対車は「+A」で補償されるんですね。
盗難は全損になるので、支払われる保険金は契約時あるいは更新時に設定されている金額になります。
身の回り品の特約を付けていた場合には、中においてあったゴルフクラブやバッグ、カメラなども対象となります。
盗られやすい車種にに乗っていたり、まだ新しいクルマの場合は車両保険をつけておくことをおすすめします。
車両盗難で対象とならないケース
この補償はどのような状態で盗られたかによって、対象とならない場合があります。
「持って行かれても仕方がない状態」だとダメなんです。
つまり、キーを挿しっぱなしで車を離れて、その間に乗り逃げされたようなケースでは対象となりません。
しっかりと施錠されてキーも自分が持っていたり、自宅に保管されている状況が必要です。
キーもエンジンも挿しっぱなしなら「持って行ってください」と言っているようなものですものね。
そこは自己申告になるのですが、後日クルマが見つかった際にシリンダーが破損していなかったら「乗り逃げ」の可能性が高くなり調査が入ります。
自分で防止をしていたけれども盗られた場合のみが対象になります。
一部盗難で注意したい点
それと、気をつけたいのは一部盗難です。
一例を挙げるとカーナビです。
メーカーの純正カーナビなら納車時に付けられたものなので、補償金額に含まれていれば対象となりますが、あとから取り付けたカーナビは車両の一部ではなく装飾品になります。
これは身の回り品で補償されます。
1つの目安としては、取り外しが可能かどうかになります。
また、タイヤだけが盗まれたケースも対象となりません。
「車両保険の保険金が支払われないケース」でもお伝えしている、パンクやタイヤの単独損害では支払われないということとイコールです。
例えば、タイヤを盗まれる際に他の部分を壊されていれば対象となりますが、ジャッキで車体を上げてタイヤだけを持っていかれる事が多いので、車両保険を掛けていても免責になるケースが多いのが現状です。
このように対象とならないケースも確かにあるのですが、やはり自動車保険には車両保険を付けておいて、盗難に備えておきたいものです。