最近は、自動車保険の切り替えを検討する人も増えてきました。
CMで安いものが気になったりして、見積もりを取ってみるということが第一のステップになると思います。
たいていはそれで安いものが見つかるので、そちらへ乗り換えようという流れになるのですが、その際に注意しておきたい点についてご紹介したいと思います。
自動車保険を切り替える方法
これは大きく分けて2つのパターンがあると思います。
- 満期で切り替える
- 保険期間の途中
一般的には、満期を待って他社に乗り換えるほうがいいでしょう。
ノンフリート契約の場合は満期まで待つことで、割引等級が一つ上がります。
事故がなければですけどね。
しかし、どうしても知り合いとのお付き合いだったり、等級が進まなくても保険料が安くなったりするケースで保険期間の途中で切り替えるケースも出てきます。
また、20等級の人の場合、割引率はいっぱいいっぱいまで進んでいるので、期の途中で変更しても大丈夫ですね。
他社へ乗り換える際の3つのポイント
他社へ乗り換える際の注意点としては、
- 自動車保険の切り替え日を両社同じにする
- 事故の有り無しを担当者に伝える
- メリットやデメリットを事前に聞いておく
大きくはこの3つになります。
1、自動車保険の切り替え日を両社同じ日にする
これは等級を引き継ぐ上で非常に重要となります。
満期で切り替える場合には特に問題はありません。
しかし、保険期間の途中の場合は注意が必要です。
例えば、10月1日で乗り換えたい場合、元々入っていた保険会社の自動車保険を10月1日で解約の手続きをしないといけません。
一方で、新しく契約する保険会社も10月1日で契約をしないといけません。
例えば、元々入っていた保険会社の担当者が間違えて10月2日で解約を入れた場合、1日間だけですが同じ保険に2つの保険がかかっていることになります。
これは不適切な契約になって、ダブらないように両社間で調整をしてもらうことになります。
割引等級は損害保険会社間で厳密に管理されているので、保険会社を変更しても後日わかってしまいますので注意しましょう。
補償がダブっていた場合でも修正は可能ですが、時間がかかってしまいます。
万一その期間に事故があった場合、最終的には対応してもらえますが、修正が終わってからでないと対応してもらえないケースが多いと思いますので、契約は滞りなくしていおきましょう。
2、事故の有り無しを伝える
ノンフリート等級の場合は、事故があると3等級下がります。
そのことは、保険会社間でも情報を共有しているので、隠していてもわかります。
忘れていた場合も同様です。
後日、必ず連絡があり、訂正をすることになります。
インターネット通販会社の場合、1年以内に事故があると引き受けてくれないケースもあるので、こういったことは必ず伝えるようにしましょう。
また、訂正が完了するまでは事故の支払いにも影響が出てきますので、気をつけましょう。
3,メリットやデメリットを事前に聞いておく
現在は、各社補償内容が違っています。
例えば、ロードサービスなどは各社大きく違う場合があるので注意が必要です。
また、対物超過修理費用が付いているかなども確認しておいた方がよいでしょう。
【参考記事】
保険会社や代理店の担当者はメリットは言ってくれますが、デメリットはなかなか言ってくれないものです。
意図的に隠しているというよりは、自社の良い所をアピールをしたいんですね。
ですから、こちらから敢えて聞く必要があります。
聞いたら答えてくれます。
「御社の(この保険の)デメリットはなんですか?」
あるいは
「現在加入している保険会社と御社との違いはなんですか?」
と率直に聞いてみましょう。
自動車保険の割引等級は財産です
あなたがこれまで積み上げてこられた自動車保険の割引等級は財産と同じだと思います。(デメリット等級を除く)
無事故で毎年1つずつ割引等級は上がっていきますが、事故があると3つ下がります。
要するに長年無事故でないと、なかなか上がっていかないものなんですね。
大切にしたいもので、これからも無事故で等級をあげていきたいですよね。
自動車保険の切り替えの手続きでこの大切な財産を失うことがないように、担当者としっかりと話しをしながら手続きを進めていきましょう。