近年、CMやネット広告などですっかりと定着した感のある「インターネット通販型自動車保険(ダイレクト系自動車保険)」は、あなたも馴染みがあるのではないでしょうか?
いわゆる代理店型と呼ばれる、保険代理店から加入するような従来型の保険会社よりも耳馴染みがあるかもしれません。
そんな、ネット通販型自動車保険の特徴についてご紹介したいと思います。
ネット通販型(ダイレクト系)自動車保険の特徴
これは代理店や営業マンを通さなず、契約者がインターネットや電話を通じて直接見積もり依頼をしたり契約したりすることができる自動車保険です。
人件費を大きく削減しているため保険料(掛け金)も2~3割ほど割安になります。
「中には5割も安くなった」という口コミもあるくらいです。
テレビCMなどで頻繁に見るので「こんなに広告費を掛けて採算が取れるのだろうか?」と思うかもしれません。
しかし、人件費に比べると小さなものです。
ですから、あれだけ広告費をかけても保険料が安くなるのですね。
最近では複数の保険会社のものを一括見積もりが取れるサイトの普及で、若い世代を中心に急速に広まっている感じがあります。
インターネットで必要事項に入力をするだけで保険料の算出をしてくれます。
ダイレクト型自動車保険のメリットとデメリット
それではインターネット通販型の良い点と悪い点を見ていきたいと思います。
ネット通販型自動車保険のメリット
ダイレクト通販型自動車保険の良い点としては
- 保険料が安い
- 手続きがインターネットで完結するので簡単
- 売り込みを掛けられずに済む
- ロードサービスが充実している
などが挙げられます。
一番のメリットは保険料の安さがあります。
補償が同じであれば安い方が良いというのが人情ですからこれは当然です。
誰にも邪魔されずに自分で決めることができるのも今の情報化社会では評価されている要因の一つでしょう。
意外なところでロードサービスが充実しているというのもメリットです。
ロードサービスの充実度合いはCMを見てもわかるようにかなりのところまで来ています。
逆に代理店型保険会社では有料で付けるようなサービスも無料で付いていることもあるのでここは押さえておきましょう。
ダイレクト通販型のデメリット
反対に通販型自動車保険のデメリットもあります。
例を挙げてみると
- 人の顔が見えないので不安
- 気軽に相談ができない
- 自分で申し込みをするので自己責任
- 付けられない特約がある
などですね。
自動車保険は金融商品なので金融庁の認可を取って販売しています。
なので、おかしな商品というのはないので一定のレベル以上であることは間違いありません。
しかし、代理店や営業マンから加入をしていると新しい商品の情報がもらえたり、事故の際に相談に乗ってもらえたりするので、こういったサービスがあまり期待できないのはデメリットですよね。
また、基本的に自分で契約を進めていくのですべて自己責任になるので注意が必要です。
対物超過修理費用特約などは通販型自動車保険会社では付けることができないところもありますので注意が必要です。
大切なのは、あなたが何を求めているか
インターネットで加入する自動車保険は安いですが、これはしっかりとした根拠があってのことです。
ですから、「安かろう悪かろう」という単純なものではありません。大切なのは自分のニーズがどこにあるかです。
例えば、営業マンに売り込みを掛けられるのが嫌な人はインターネットがいいでしょう。
しかし、相談した上で契約しないと不安な人は保険代理店で契約しておく方が万一の事故の際には安心できます。
ただし、最近では保険代理店でも事務的な対応をされるケースがあります。
保険会社が「電話による更新手続き」を推奨しているためなんですね。
例えば、更新時期に今までは営業マンがお客さんのところへ足を運んで手続きに行っていたものが、現在では見積書を送付して電話で了解を取れば手続きができます。
こんな対応であれば、結局のところ、保険代理店で契約しても通販型自動車保険で契約しても対して変わらないということになりますよね。
なので、事務的な対応をされるようであれば、とりあえず一年間はダイレクト自動車保険に乗り換えて様子を見るのも一つの方法です。
通販型が気に入らなければ、また1年後に代理店で契約をすればいいだけです。
とりあえず、通販型自動車保険も検討をしている場合には、自動車保険の一括見積もりがオススメです。
このサービスでは一度に最大16社の見積もりがもらえるので、とても効率的です。
上記で挙げたメリットとデメリットを考慮しながらインターネット通販型自動車保険にするかそれ以外のものにするかを考えていくと良いでしょう。