自動車保険にとって、10年落ちというのは一つの節目と言えます。
車としてもそうなのですが、任意保険の場合ではどのような変化があるのでしょうか?
10年落ちの自動車保険で大切なこと
10年落ちということで影響の出る補償としては、車両保険があります。
対人・対物賠償や人身傷害など、その他のものは特に年数が経過したからと言って影響はありません。
ネット通販型ではこの「10年」という年数を過ぎてしまうと、車両保険を付けることができません。
通販でも厳しいところでは8年以上は付けられないところもあります。
なぜ、10年以上経過したら車両補償をしてもらえないかというと、自動車保険上の評価額が1割ほどになってしまうからです。
評価がゼロになることはありませんが、10年以降は横ばいになります。
例えば、初度登録から12年経過した評価額20万円に車両保険を20万円掛けたとします。
保険会社としてはほとんど価値がない車がチョットこすっただけでも保険金を支払わないといけないので、事故が増えてしまいますよね。
軽微な事故でも保険を使われてしまうのです。
そういったことを避ける意図もありますね。
ただ、そうは言っても車両保険を掛けたい場合もあります。
そんなときはどうすれば良いのでしょうか?
10年落ちの車に車両補償を付けたい場合の対処方法
ネット通販型の自動車保険では決まった形でしか契約することができないので、10年落ちの車に車両補償を付けることができません。
そこでもう一つの方法としては、代理店販売型自動車保険に加入する方法です。
これは保険会社や代理店の担当者にお願いして保険会社と交渉してもらうことで付けられる可能性が出てきます。
例えば、これまで車両保険を付けてきた継続などの理由があれば通りやすいでしょう。
他社から切り替えであっても、「車両保険が付けられるのなら切り替えますよ」という交渉の方法もありですよね。
確実に付けられるかどうかは担当者の対応にもよりますが、丁寧にお願いすればそれなりに対応してくれるでしょう。