ここ数年、自動車保険の保険料は毎年のように値上がり続けています。
保険料改定があり、上がる一方なのです。
無事故で割引等級が上がってきて優良ドライバーになっているのにも関わらず、前年よりも高くなるということも珍しくありません。
では、これはどうしてなのでしょうか?
自動車保険の保険料アップの理由は事故率の増加が一番
このように保険料が上がる理由の筆頭は事故率の悪化が挙げられます。
車の性能が上がっているのに事故率が上がるのはおかしいと思われるかもしれませんね。
原因としては
- 高齢の運転者が増加
- エンジンシステムなどの複雑化
- 不景気により保険を使う人が増えた
などが挙げられます。
これらがどのようにして影響しているのでしょうか?
高齢の運転者が増加した
日本社会全体の高齢者人口の増加によって、車の運転者も増えてきています。
やはり、この年齢層の事故率は高く、人口比率が増えていくと全体の損害率がアップし、保険会社の収益を悪化させてしまう結果となっています。
損害率が増えると保険料を上げざるを得ないですよね。
これに関連して若い人の車離れと相まって大きな影響を与えることになりました。
【関連記事】
エンジンシステムなどの複雑化
最近の自動車はエンジンや電子制御などのシステムが高度化していて、複雑なコンピューターなどを搭載しているものがほとんどです。
特に最新の車などはメーカーの修理工場でしか修理できないケースもあるとのことです。
そんなコンピューターが物理的な損害を受けてしまうと修す費用も高くなってしまいます。
車の高性能化はこういったところにも影響をしているのですね。
不景気により自動車保険を使う人が増えた
ちょっとした物損事故でも「保険を使って修理しよう」という人が増えているといわれています。
以前なら「これくらいの修理代なら自分で自弁しよう」という人が多かったのが、長引く不景気の影響で変わってきました。
軽微な事故でも保険を使用する人が増えたことも損害率悪化の原因の一つです。
自動車保険の値上がりはそろそろ終わり?
ここ数年間の相次ぐ値上げで、各損害保険会社とも保険料改定のピークは終わるのではないかと思います。
等級制度の改定もありましたので、これでやっと落ち着くことでしょう。
しかしながら、少しでも安くて対応の良い自動車保険会社を選んでいく必要がありますよね。
給料がなかなか上がらない今の時代に少しでも出費を抑えたいのは当然です。
自動車保険の一括見積もりなどを利用すると値上がり分の負担も軽減できますから、賢く利用したいものですね。