ノンフリート等級は最初はなん等級から始まるのでしょうか?
最初の等級は6等級
自動車保険に新規で加入する場合には「6」等級からはじまります。
ノンフリート等級制度では1から20までに分かれていています。
20等級の割引率が63%で一番安くなり、1等級は64%の割増となり最も高い保険料となります。
新規で加入する場合には6等級から始まって1年間事故がなければ1つずつ上がり、最大で20等級までいくとそれ以上は上がりません。
反対に、事故をすると等級は3つ下がる仕組みになっていて、一番下が1等級です。
6等級の割引率は19%なので、最初から値引きされています。
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7等級から始められるケース
通常は6等級からはじめる自動車保険ですが、条件を満たせば7等級から始めることができます。
これは「セカンドカー割引(複数所有新規)」と呼ばれるものです。
本人・配偶者または同居の親族の中にノンフリート等級11等級以上の車の任意保険の契約がある場合に、新規で契約する際に7等級から始められます。
これは安全な運転者だから7から初めて良いですよという意味合いですね。
たった1等級だけと思われるかもしれませんが、これだけで約10%くらいは割引率が増えるので、保険料は大きく安くなります。
もし、この条件を満たしていても保険会社や代理店から聞かれない場合には、こちらから伝えるようにしましょう。
自己申告しないと6等級から始まってしまいますので損をします。
メリット等級とデメリット等級
6等級以上を「メリット等級」、5等級以下を「デメリット等級」と呼ばれています。
一般的にデメリット等級だと事故が多い契約者とみなされてしまいます。
反対にメリット等級の場合には7,8,9・・・と増えていけば行くほど優良運転者ということになりますので、保険料も安くなっていきます。
ノンフリート等級は保険会社が変わっても引き継ぐことができますので、他社へ乗り換えても安心です。
これも条件があって、満期などで保険が切れてから一週間以内に手続きしないとメリット等級は引き継げません。
ほとんどの方は満期で他社へ乗り換えるケースが多いので大丈夫だと思います。
反対に、デメリット等級は保険が満期や解約などで切れてしまっていても、13ヶ月間は引き継がないといけません。
自動車保険は業界で車台番号や契約者名、被保険者名、登録番号などでこの「デメリット逃れ」を厳しく監視しています。
デメリット等級であるのに申告せずに他社で新規6等級で始めたとしても、1ヶ月後くらいに発覚した場合には等級を訂正した上で差額の保険料を支払うことになるので気をつけましょう。
自動車保険の最初は6または7等級から始まります。どちらになるかは担当者に確認してみましょう。