学生が入る自動車保険にはいくつかのポイントがあります。

 

大学生にしても専門学校生にしても、免許をとったばかりか取って数年くらいの経験が浅い人がほとんどなので、掛け漏れがないようにキッチリと契約しておきたいものですね。

 

学生の自動車保険のポイントは?

学生が入れる保険のポイントとしては自動車保険 学生

  • 若年齢の場合には保険料が高い
  • 通学に使うかどうか
  • 自分の名義か親の名義か

などになります。

 

若年層の保険料は高い

特に一番ネックになってくるのは、保険料の高さです。

しかし、これは工夫をすればある程度抑えられるケースもありあす。

 

運転免許取り立てで、21歳未満の学生の場合には自動車保険では「全年齢」と言って、何歳の人が乗っても補償される条件で契約しなければなりません。

 

車両保険まで付けると何十万円という高額の保険料になってしまうケースもあります。

 

保険料を安くするには・・・

 

まだ働いていないわけですから、少しでも保険料を抑えたいと思います。

 

そんな時に注意したいことは

  • 親または同居の親族の自動車保険が11等級以上か?
  • 契約者を親にできないか?
  • 通学に使うか?
  • 自分または家族しか乗らない?

などです。

 

複数所有新規を使えないか?

同居の親族のノンフリート等級が11等級以上であれば「複数所有新規(セカンドカー)割引」が使えます。

 

通常、新規で加入すると6等級から始まるのですが、これが使えると7等級から始めることができるので約10%程度保険料を抑えることができます。

 

【参考記事】

複数所有新規とは

 

親を契約者にできないか?

親もその車に乗る場合、記名被保険者を親にして、そこに子供特約を付けると大幅に保険料を安くすることができます。

 

主に乗る人が親の場合に、30歳以上限定にしておいて、自分の子供だけを「全年齢」や「21歳以上限定」にすることができます。

 

現在ではこの特約は廃止しているところも多いのですが、「おとなの自動車保険」ではこの特約を売りにしています。

 

【参考記事】

子供特約が廃止になった場合の対応

 

通学に使うか?

毎日の通学に使う場合には使用目的を「通勤・通学」で掛けないといけません。

 

これは一ヶ月のうち15日以上車にのるか乗らないかで判断されます。

 

通学には使わず、車に乗る日数も15日未満であれば「レジャー使用」に該当するので、掛け金を安くできます。

 

【関連記事】

レジャー・通勤通学・業務の使用目的で任意保険が安くなるケース

 

自分または家族しか乗らない?

もし、自分しか乗らない場合には「本人限定」、家族しか乗らない場合には「家族限定」を付けることによって保険料を抑えることができます。

 

ただし、友人と遊びに行った際にも自分しか運転できないので、友人が運転する場合には限定条件を付けないようにしましょう。

 

その他にできる対応策

その他にも、同居の親族の間であればノンフリート等級を引き継ぐことができます。

 

【参考記事】

ノンフリート等級を引き継げるのは誰か?

 

例えば、親が15等級でその等級を引き継いで新規で自動車保険の契約することができます。

 

通常は6等級から始まりますが、その場合は割引率は19%です。

15等級から始めるとなると51%割引になるので大幅に保険料は変わってきます。

 

この場合、「15等級の全年齢」などで契約することが可能です。

 

代わりに親の保険は6等級になるのですが、6等級の30歳以上限定という形にできるので、2台のトータル保険料は安くなります。

 

学生で、たまに乗るなら1日自動車保険も

 

学生で自分で車を所有していない場合、親の車をたまに乗る程度であれば「1日から入れる自動車保険」がおすすめです。

 

車両損害なしで1日500円から加入できますので、乗るときだけパソコンやスマホから契約すれば大丈夫です。

 

【関連記事】

1日だけの自動車保険でお得に契約

 

最初に登録しておけば繰り返し加入できるので便利です。

 

たまにしか乗らないのに「全年齢」にして高い保険料を支払うのはもったいないですから、活用してみてください。

 

学生といえども、車に乗る以上は任意保険は必ず必要となりますので、保険料は抑えつつ掛け漏れがないように対応していきましょう。