車の保険が1等級や2等級といったデメリット等級になってしまったケースの対処方法をお伝えしたいと思います。

 

ノンフリート等級が1等級・2等級になるとき

車の任意保険に加入している場合、個人であれば通常はノンフリート契約になっています。

 

その際には割引制度があり事故率や無事故の年数によって1~20までの段階があります。

 

割引率は20が一番良くて、1等級は割増になってしまいます。

 

はじめて契約するときは「6」から始まり、事故がなければ1等級ずつ上がっていって、対人対物や自損事故があれば3つ下がるものです。

 

例えば、6等級からはじめて初年度に2回事故をしてしまうと1等級まで下がってしまいます。

 

ノンフリート等級の割引率でもお伝えしていますが、1等級では64%割増、2等級では28%割増と非常に厳しい状況になってしまいます。

 

こうなると、保険料も高くなって支払っていくのが厳しくなってしましますし、保険会社から断られる可能性も高くなってしまいます。

自動車保険 1等級

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保険会社としては事故が少ない優良な契約者をたくさん引き受けるほうが利益がでるので、必然的に事故が多い契約者を嫌います。

 

特に、ネット通販型自動車保険では事故があった契約者に対しては引受を厳しく制限しているところもありますので、注意が必要です。

 

デメリット等級は引き継がなければならない

6等級未満を「デメリット等級」と言うのですが、これは満期を過ぎても13ヶ月間は引き継がないといけません。

 

例えば、2等級になって保険料が高くなるので6ヶ月間保険に入らず、そのあとに違う保険会社で6等級で加入したとしても、後日等級調査をされるので結局2等級の保険料を支払わないといけません。

 

保険会社を変えているのにどこでわかるかというと、被保険者名や車台番号など、損害保険会社間で連携して管理されているのです。

 

事故の少ない良い等級は保険会社が変わっても引き継げる代わりに、低い等級も引き継がないといけないんですね。

 

しかも、事故ありを隠して契約したのですから、保険会社からは良い印象は持たれませんし、次の更新を断られる可能性もあります。

 

自動車保険に加入する際には、等級制度からは逃れられないと認識しておきましょう。

 

1・2等級になった場合の対処方法

とはいえ、車を運転する以上、任意保険に加入するのは必須です。

 

まずは、この割増率であれば保険料は高額ですが、断られていなければそのままの保険会社で継続することが最も良いでしょう。

 

どうしても割増が嫌だというのであれば、13ヶ月間は車に乗らず、任意保険にも入らなければ等級はリセットされるので、また新規の6等級からスタートできます。

 

他には、知り合いの代理店にお願いしてみることや、下記のような自動車保険の一括見積もりサイトでできるだけ安い会社を探すことです。

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くれぐれも、「保険料が高いから」と理由で自動車保険に入らず車を運転するようなことはしないでくださいね。

 

万一、無保険のままで事故を起こしてしまうと大変なことになっていしまいます。

 

対人対物など最低限の補償に絞って保険料を抑えるなどして、保険会社や代理店に相談しながら良い方法を探してみてくださいね。