よく高速道路を走っている最中にフロントガラスなどへ飛び石があり、ガラスが割れてしまうケースがあります。

 

私自身もよく高速道路を走るので、走行中に「パチッ」という音がすることがあります。

 

これが「飛び石」と言われるものですね。

 

飛び石は自動車保険の車両保険で対象

 

この場合、車両保険の「飛来物」で補償されます。

 

一般条件または車対車+A(限定A、エコノミー)で補償することができます。

 

飛び石 車両保険

以前は等級据置事故としてノンフリート等級に影響はありませんでしたが、現在では等級1ダウン事故としてカウントされます。

 

例えば、現在の保険が11等級だった場合、翌年度は10等級に1つ下がります。

 

その上、「事故有」の割引率になるので、10等級は23%割引になります。

(事故無しの10等級は45%割引)

 

もし、車両保険を使わなければ12等級になったとすると、48%割引になります。

 

例えば、元々の保険料が10万円だった場合、

  • 保険使用なしで12等級(事故なし)・・・52,000円
  • 保険使用ありで10等級(事故あり)・・・77,000円

となります。

 

1等級ダウンなので事故有係数が適用されるのは1年だけになりますが25,000円の差額になります。

 

それを踏まえて、使ったほうた良いかどうかをよく確認する必要がありますね。

 

飛び石の修理関する修理費用

 

飛び石でフロントガラスにヒビが入ってしまった場合の修理代は2万円まででやってもらえます。

 

ただし、500円玉までの大きさのものになりますので、それを超えると殆どの場合は交換することになります。

 

飛び石で微小なキズが付いただけでも、フロントガラスの場合は走っている間にヒビが広がってくることがあります。

 

それが広がって走行中に割れてしまうということもあり得ますで、「小さい傷だから大丈夫」と思わずに、修理工場やディーラーで見てもらった方が良いと思います。

 

万一交換となった場合には約10万円くらいから20万円以上となり、車種によって違います。

 

仮に交換で15万円の費用が掛かったとすると、先ほどの挙げた例だと、

 

交換費用 150,000円 ― 保険料の差額 25,000円 = 125,000円

 

となりますので、車両保険を使ったほうが得ということになります。

 

逆に、フロントリペアの修理だけで対応できた場合には

 

修理代 20,000円 - 保険料の差額 25,000円 = -5,000円

 

となってしまいますので、保険を使わないで自腹で負担したほうが得ということになりますね。

 

これは、現在の自分の等級がどのあたりかや車種などによって変わってきますが、保険会社でお願いすればシュミレーションをしてもらえます。

 

あくまでも概算の保険料になりますが、保険を使った場合の保険料の上がり具合と、修理代とを考慮して考えてみると良いでしょう。

 

飛び石で車両保険を使うと翌年度高くなるからとヒビを放置せずに、きっちりと修理することで安全な走行に努めましょう。